ZAZEN BOYS MATSURI SESSION @恵比寿LIQUIDROOM
だいぶ放置していたブログ。もう1週間以上前のことになりますが、、7月23日に恵比寿のリキッドルームで行われた、ZAZEN BOYSのLIVEに行ってきました。
久しぶりのワンマン。 え、いつぶりだ。
アルバム発売記念とかじゃなくて、LIQUIDROOMの恵比寿移転11周年を祝うライブシリーズ。
この10日前には電気グルーヴがやってました(←こちらも行きたかった涙)
今回もゴリッゴリの向井節が炸裂。
彼らの音楽が好きか嫌いか、その好みは真っ二つに割れるんじゃないかね。
とにかく全て独特。音楽も、バンドの雰囲気も、演奏スタイルも。
軽い気持ちで「これ聴いてみてー☆」なんて、友人におすすめできません。
最新アルバム‥‥と言っても2012年発売です。これも4年ぶりに出たもの。間あけるよねー。
- アーティスト: ZAZEN BOYS
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2012/09/05
- メディア: CD
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「繰り返される所業は無常 よみがえる性的衝動」
ナンバーガール時代からの、向井秀徳にとって いわば “枕詞” のようなセリフ、っていうか歌詞か。
これがLIVE中に何度もいろんな曲中に出てくる。
一般ピーポーのワタクシには、その神髄が難解すぎて理解できませんけどね…
でも、10年前くらいに夏フェスかカウントダウンジャパンか何かで初めて彼らの演奏を目の当たりにし、度肝を抜かれました。
フジファブリックの志村くんは、くるりの岸田氏に「分類できない変人」扱いされていますが、向井秀徳も同じカテゴリーに相応しい‥
まー2時間弱、向井ワールドにどっぷり頭のてっぺんからつま先まで浸かってきましたよ。
ZAZENのLIVEってこんな感じ
LIVEを例えると‥
- 日本刀のような切れ味
- 袋叩きのようなリフ、リフ、リフ
- 手裏剣のように突き刺さるビートの嵐‥‥
ってなぜにこんな暴力的で攻撃的な表現しか思い浮かばないのか。。。
でもあながち間違ってないと思う。
向井秀徳がこのバンドの指揮を司り、動きを操る。それにメンバーが応えていく。
変拍子がバンバン入ってくる。
だからノリ方が難しくって、初めて見た時はかなり戸惑った。
「ジャジャジャ!ジャジャジャ!」とか、「ダッ!ダッ!」っていう感じのアンサンブル多数。切れ味が抜群。
ここまで「‥のような」って例えを羅列してますが、もうどうにもこうにも、とにかくLIVEを一度見てくれと言いたい。
客層は野郎率高め。男クサい。もちろん女子一人参戦の子もいましたよ。
本編をざっくり振り返る
新しいアルバムも出ていないので『すとーりーず』中心かなと思いきやそうでもなかった。
MCはほぼなし。途中、向井氏の無茶ブリにメンバーが巻き込まれて困惑する場面がありました(笑)
(向井氏が言ったセリフをそのまんまメンバーに言わせるっていう。)
いろいろと自由度が高い。
ねっとりと粘り気のあるナンバーや、吉兼“カシオマン”聡のギターと向井氏のシンセが絡み合うサイケデリックなナンバーなどなど、畳み掛けるように次々と演奏された。
“サイボーグのオバケ” ←「パンツ」を連呼する曲。長澤まさみと有村架純が歌詞に登場。カシオマンとの掛け合いが毎回楽しみ。
アルバム『すとーりーず』から、“はあとぶれいく”
ZAZENには珍しく、メロディックでちょっとポップでヘンテコ。
向井氏はなぜかメガネからサングラスに。そしてこの曲だけはボーカルに徹する。
ハンドマイクを昔のアイドルみたく両手持ちで歌ってた。深々とおじぎをして、直立で、しかもステージの端の方で… (謎)
軽く口ずさめる貴重なナンバーです。
“泥沼”から入り、“ポテトサラダ” “Honnoji” 再び “泥沼” に戻るというメドレーは秀逸。
でも “Honnoji” だけフルで聴きたかったな。
最後に “半透明少女関係” をやってほしいなーって思っていた人、多かったんじゃないだろうか‥。せっかくのライブハウスなんでね、立てノリできるナンバーも欲しいよね。
今回ダブルアンコールを求める拍手にも、それが表れていたような。
新曲やってくれた!
向井「親タヌキと子タヌキが8万匹くらいいる山で出来た曲です」
メロディーが思い出せないけど、曲のテンポと展開がとてもよかった。早くCD出して―
ZAZEN BOYS Honnoji LIVE - YouTube
4人が神経を集中させて音を合わせてる姿、絶妙な掛け合いは見ていて息を呑む。
全身で爆音を浴びたなーって感じ。後方でゆったり観ていたのに、音が結構デカめだったので耳が‥その後、4日間ほど難聴でした。。。そんなに小さいハコでもないのに。仕事や日常生活に支障をきたしますからねマジで。(※LIVE用の耳栓もあるみたいなので買っておこうかな。)
時計を見ると、2時間いかないくらい。もうちょい聞きたい気持ちもあったり。
でもZAZENワールドは≪遊び足りない≫くらいがちょうどいいのかも。
やっぱりヘンテコで、難解で、超絶カッコイイ。
*セットリスト*
- 破裂音の朝
- SI・GE・KI
- HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
- サイボーグのオバケ
- はあとぶれいく
- 感覚的にNG
- Weekend
- TANUKI
- CHIE chan's Landscape
- IKASAMA LOVE
- MABOROSHI IN MY BLOOD
- 天狗
- 泥沼~ポテトサラダ~Honnoji~泥沼
- COLD BEAT
- 6本の狂ったハガネの振動
- WATER FRONT
- Friday Night
- 自問自答
- (encore)Asobi